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自動車運転の効用

こんにちは。萩原です。
今回は、書こうと長い間考えていた、自動車を運転することの効用について書いてみたいと思います。

1.自動車運転を本格的にするようになるまで
私が運転免許を取得したのは、大学2年生の時、今から15年前のことです。
この時、それまで裸眼ですごしていた私が、初めて眼鏡を購入しました。
自動車運転に必要な視力を補うためです。
その後の大学時代、司法修習生時代、東京での勤務弁護士時代の約8年間は、帰省した時に少しだけ運転をすることがあるだけで、自動車を運転することがほとんどありませんでした。
ドライブや自動車収集などの趣味はなく、また、電車、地下鉄が高度に発達している東京、大阪(司法修習の実務修習でお世話になりました。)では、通勤、通学のためには、自ら自動車を運転する必要性に迫られなかったからです。

帰鹿してほぼ7年になりました。
鹿児島などの地方都市で生活をし、仕事をする場合、自動車を運転することが欠かせません。
いわば、交通手段・移動手段の大転換(パラダイムシフト)を自ら遂げた、と言ってもいいかもしれません。
帰鹿してすぐに免許を更新(免許取得後8年)し、ほぼペーパードライバーの状態で、一所懸命に運転の練習をしたことを思い出します。
仕事で運転することで、次第に慣れて行ったように思います。

ちなみに、現在の視力(裸眼)は、初めて眼鏡を使用するようになった、大学2年生時(19歳から20歳の時)に比べて、不思議なことに、良くなっています^^

2.自動車運転の効用
それでは、自動車を運手することでどのような効用が得られるのでしょうか。
経験上、次のような効用があるのかなと思います。

(1)注意・関心の対象が広がり、厚みが増す
私の場合、注意すること、関心を向けることがさらに広がり、厚みが増したように思います。
これは、自動車のエンジンをかけ、ギアを入れ、車庫から発車、運転、停車、駐車、加速(アクセル)、減速(ブレーキ)、停車、車庫入れなど、自動車で移動する各場面で様々な動作を、あらゆる方向(前方、後方、左右など)に注意を向けて行うことが求められるからだと思います。
運転する場所によっては、人が多く通行していたり、他の自動車や電車が行き交ったりしたりして、さらなる注意を要する場所があるなど、時と場所に応じた注意力が求められます。運転時の天候や時間帯も影響しますね。
鹿児島では、移動先で桜島の噴煙により、降灰があるかどうか、すなわち、風向きにも関心を持つことがあります。
一時停止を求められていなくても、自ら一時停止すべき場所は多くあります。
こんな所に人がいるのか!というような場所です。
また、自動車が多く、混み過ぎている駐車場に無理に駐車しないなど、自分なりの注意訓を得ることができました。

さらに、どの自動車を購入するのか、任意保険契約をどのように組む(弁護士費用特約を組む、名義をどうするかなど)のか、ガソリン価格はどのようになっているのかなども気になるようになりました。

自動車を運転すれば、ちょっと離れた場所まで自分の時間ペースで旅行に行ったり、余暇を過ごしに行ったりすることもできます。

(2)物への愛着が深まる
また、物(自動車)への愛着が深まりました。
自ら給油し、洗車し、ふきあげを行って車体を磨き上げたりすることから、自ずと愛着が湧いたように思います。
ちなみに、洗車をすると、自動車のドアの縁、ドアの縁と接する車体部分、トランクドアの縁、トランクドアの縁と接する車体部分などまでふきあげをすることが必要です。
こんな所まで濡れているのか!と気づきを得ることができます。

(3)時間と場所への意識が強まる
さらに、移動先までの距離と到着までの時間を事前に把握することが重要です。
余裕を持って移動先に到着するには、いつ出発すればよいのか、雨などで到着までにさらに時間を要しないか、高速道路・ETCを利用できるか、電車やバスなどの公共交通機関を利用することはできないか、出張先であればレンタカーをどこで借りればよいか、移動先に駐車場はあるのかなどです。
5分前、10分前行動をさらに意識するようにもなると思います。

(4)気配りがよりできる
移動している間の対応に備えて、早めに仕事を終わらせたり、信頼するパートナー(要するに、事務所のスタッフ、弁護士)に早めにお願いしたりすることを心掛けるようになりました。
また、初めていくような場所に、道に迷わずにいくために、ナビゲーションを利用することが多くあります。
そうすると、移動先の電話番号、所在地、住所を控えることが大切であり、事前調査を含めて、気配りができるようになったと思います。

(5)歩いたり電車(市電)などの公共交通機関を利用したりするようになる
また、自動車を運転することは、座っている時間が長くなることになります。
運動不足や座った姿勢をとり続けることにもなるので、徒歩で移動できる範囲では徒歩で移動し、私の場合、電車(市電)で移動できる場所には、電車で移動することを心掛けるようになりました。
自動車を運転することが、かくも気を遣うことでもあるからだと思います。

(6)ラジオ、タクシーは素晴らしい
以前、ブログで書いたかもしれませんが、自動車運転を本格的に始めて、ラジオをよく聞くようになりました。

また、費用はかかりますが、早く、安心して移動できるタクシーはやはり素晴らしい、と思うようになりました。

3.これからを見据えて
自動車運転の効用は、まだまだ多くあると思いますが、運転免許取得後、長らく運転しない時期を経て、自動車運転をするようになったので、自動車運転の効用を意識するようになったのかなと思います。

これからは電気自動車、燃料電池車の時代ですね!
トヨタのミライは、どんな自動車なのでしょうか。試乗してみたいものです。

ところで、明日から2015年8月、
夏ですね!暑いですね!海に行きたいですね!
夏休みで遊びに行かれる方が多いのではないでしょうか。
日焼け対策・紫外線対策には、充分気を付けたいものです。

夏の海.jpg

 

鹿児島シティ法律事務所 弁護士 萩原隆志